開花期が終わり、がくの中から小さな小さな果実が顔を出してくる頃に注意しなくてはならないのは遅霜です。この時期に、雲も風もなく冷え込む晴天の早朝は霜が降りる可能性が高まります。霜にあたると小さな果実は凍って落果してしまいます。そこで登場するのが写真中央の防霜ファンです。このファンはセンサーで一定の温度以下になると始動し、上部の空気と下部の空気とをかくはんすることによって霜が降りるのを防ぐのです。